営業で気をつけておきたいポイント

会社から独立してフリーランスになった人の多くが、営業という壁にぶつかる。会社員時代は営業課が仕事を見つけたり、会社をアピールしたりしてくれていたが、フリーランスはそれも自分で行わなければならない。特にエンジニアなどの技術者は、不慣れな領域だろう。

案件獲得のために交渉を行う際に最も気をつけたいのが、安売りだ。駆け出しのフリーランスは、案件獲得のために不適切な単価設定でも仕事を請け負ってしまいやすい。確かに初めは仕方がないかもしれないが、安売りは長く続けられないことを覚えておこう。遅かれ早かれ、単価を適正価格まで引き上げる度胸と交渉力が必要だ。

こうした安売りは、クライアントが少ないフリーランスに多い。交渉が決裂したら仕事がなくなるプレッシャーから、強気で交渉できないのだ。これを解消するには、収入源を複数持つと良い。大きなクライアント一つだけでなく、複数の小さなクライアントを持つのだ。そうすることで、条件が悪ければ取引は破棄でも大丈夫だ強い態度で単価交渉に臨める。

また、ブログやYouTubeといった、収益を見込める自主メディアを所有するのも一つの手段かもしれない。経済的な不安を取り除くことができ、クライアントにすがる必要もなくなるので、このような副収入の確保も考えておくと良いだろう。

フリーランスは、自分の手で事業の舵を取らなければならない。そのため、自分の実績と技術に自信を持ち、周りの人間と関わっていくことが重要となってくる。